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さくさくっと……は進めない

もしもし亀よ。ばりにゆったり進んでおりました、全く忍んではいない忍ぶ恋の話も、やっとこさゴールが見えて参りました(ほんまかいな)




只今ジェイ君は十八、九くらいです。
年の割にガキンチョなのは、作者の精神年齢が幼すぎる所為です^^^^



6か7か8……くらいで終わる予定。あくまでも予定。




ふぅ。眠い

しのびこいうた6(1)

懐かしい、けれども見慣れた天井があった。
小さな家。俺と隊長が一緒に暮らしていた場所だと、すぐに分かった。
「ジェイ」
大切なヒトの声。
視線をほんの少し動かすと、優しい目をした隊長がいた。
ああ、やはり俺は死んだのか。
そうでなければおかしい。
俺は血塗られた戦場に居たのだから。この家も、今は誰も住んでいないのだから。
いるはずかないヒトとあるはずか無い家。
一つだけのベッドと、ソファーと小さな机。それから。
すき。
無意識に唇が動いた。
隊長は一瞬だけ驚いて目を見開き、それからひどく優しい顔で笑った。
許された気がした。生きている間に背負って来た罪が。
後はもう止めどなく、想いが溢れ出した。
言いたかった事、言えなかった事。側にいたかったこと。望んだこと。伝えられなかったこと。
愛と、痛みと、罪。
俺が抱いた恋は、確かに許されなかったモノだ。隠し続けると誓った。けれど、あんたを想う度に心は乱れた。
手放せなかった。
あたたかいも優しいも、戦い方も泣き方も、隊長がいなければとっくに失っていたんだ。
「ん」
幸せで、だけど苦しかった。忘れたくても忘れられなかった。
ずっと「ジェイ」じゃない「俺」になりたかった。
陛下の次でも良いから、あんたに想われたかった。ホントは陛下よりも愛して欲しかった。
「そうか」
隊長がいなきゃ、俺は幸せになんてなれない。誰かを不幸にしたとしても、何かに裁かれたとしても、俺はあんたと生きたい。側にいたい。
「ごめんな」
謝って欲しいわけじゃないんだ。俺は……ただ許されたかった。俺が抱いてきた罪を、あんたに許してもらいたかった。
家族や大切なヒトを失う痛みを知ってるのに、隊長の一番なりたいと思った事を許して欲しかった。
どうやっても俺はあんたを置いて先に死ぬのに……それでもこの恋を手放せなかった。その罪を許して欲しかった。
最期まで想い続けた事を。







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next⇒しのびこいうた6(2)

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ダメダメな時は何やってもダメダメダ

今日は朝からダメダメだなと思ったが、帰る瞬間までダメダメだった。
疲れているのか……いぇーす。




あれれ、変だな。目から鼻水が(出ません/ちなみに欠伸です笑)
目が疲れている。ついでに脳も。もっ。覚えれません。脳細胞は死滅の道を辿るばかりです。





うぅっ。優秀な頭脳プリーズ。
因みに努力はしたく無いぜ´ω`←ホントダメだなお前は。






暑い

うだるような暑さ。


風が吹かないのは何故だ。




蒼空まで憎い。




…………。



嘘です。空は好きだ。









でもうだる。







メール更新してみた。

会話形式。作者のツッコミにてお送りします。


補足。
外交目的でやって来る王子君が、陛下の命を狙っているらしぃという情報を入手したとか、そんな流れで。

「私の命がピンチだ。とゆーわけで、これを着ろ」←唐突な陛下。
「いや、前後の話が噛み合わねぇよ。陛下」
「外交にやってきた王子が実は暗殺者というお約束の展開だ」
「あー……明日お見えになる『ヤラレ・キャラダーゼ』国の『シュンサー・ツーダ』王子に命を狙われていると言いたいのか」←どんな名前だと。
「話が早くて助かるぞ。それでだ『シュンサー・ツーダ=ヤラレ・キャラダーネ』君には、身の程をわきまえて貰おうと思ってな」←ふふっと悪代官の様にほくそ笑む陛下。
「『キャラダーゼ』ですよ。で、なぜにこの服だ。どうみても、女性用にしか見えないぜ。ひらひら」←なんだよコレとスカートをひらひらさせる隊長。
「お前みたいな厳ついヤローが側にいたら、『シュンサツ』君も手を出しにくいであろう。現行犯逮捕が望ましいわけだ」←誰か止めろと。
「『シュンサー・ツーダ』な。はぁ。その厳ついヤローな俺に、コレは似合わないと思いますがね、陛下」
「着ろ」←まさに瞬殺。「…………後で文句いわないでくれよ」←陛下に逆らえないヒト。

ゴソゴソ
着替え中
ゴソゴソ

「うわー……」
「…………なんだよ」
「似合わない。どこぞの変態より強烈だな」←ズバッ。
「しばくぞ、陛下」←も、泣きたい。
「はぁ。ダメだな。美しさの欠片も無い。せっかく特注してやったのに、仕方のないヤツめ」←特注ですか、そーですか。
「散々な言われようだな、おい」←ホンマですわ、隊長。
「お前でダメなら息子でゆこう。小さい鷹殿を呼べ!!」←どこまでも唯我独尊大驀進。
「ちょっま、呼ぶな。コレぬぐぞ陛下」←わたわた。
「ダメだ。父の勇姿を見せるチャンスだぞ」←!!
「これが勇姿に見えるか!!」←ホンマですわ、その2。
「優しい少年のことだ。きっと『父様、可愛い』と褒めてくれるぞ」
「そんな痛々しい嘘はいらねぇよ」

ガチャリ←あ……。

「お呼びですか、陛…」←あ。
「あ"」←あ。
「よく来たな少年。近う寄れ」←世界は陛下を中心に回ります、さすがだね。
「はい、あの。陛下。今日はなにかのお祭りでも?もしくは仮装舞踏会?」←もっともな疑問。
「いや、趣味だろう」
「!!!!!」×2
「ちょまぉ!!!ちょまおぉぉ!!!!!」←泣き叫ぶ隊長。
「「ちょっと待ってくださいよ王様」略して「ちょまお」か?」←もやは王のセリフでは無い(いまさら)
「いや、それは元ネタが犯●者だから、イメージ悪いっすよ、陛下」←ちび鷹さんは冷静。
「なにっ?週間ジ●ンプで連載中の銀●が元ネタではないのか」←話がそれてます。
「それは、マダオです。まるでダメなおっさんです」←やはり冷静。
「なんだ。我が友の事か(隊長みやりニコニコ)」←酷い。
「まぁ、そーとも言います」←さらに酷い。
「…………」←も、本気で帰りたい。
「さて、そのマダオなコレがホントにダメダメでな。お主の力を貸して貰いたいのだよ、少年」
「はぁ。俺の力が及びますれば」
「よしよし。例のモノを持て!!ふふふ。こちらも特注でな、胸に詰め物をするのは私の趣味では無いから、フリルを重ねて厚みをだしてみたぞ」
「は……ぃ?」
「ほれ。少年。お主の為につくらせた、ピンクのひらひらだ」←うきうき。ちなみに隊長は赤いドレスでした。
「えっと……それは、ちょっと、俺の力が及ばないと申しますか」←後退り。
「逃がさん!」←隊長、ちびさま捕獲。
「!!!」
「散々ヒトの事を笑っておいて、逃げられると思うなよ、ボーズ」←修羅
「なっ、わらってない!!」
「はははっ。そのまま押さえておれよ、マダオ」←ドレスを持って、ていやっ!と襲いかかる陛下。
「うわぁぁ!!」←ちょまお!な心境のちび鷹。
「マダオ言うなぁぁ」←まるでダメなおっさんは断固拒否である隊長。



ドガッ。バキッ。ドスドスドスドス。



「失礼致します。ヤラレ・キャラダーゼ国。シュンサー・ツーダ王子お見えに……」←思わず言葉を失う使用人さん。実はシュンサツさまがいらっしゃるのは今日だった。
「あ」×3
「へ?」←ヤラレくん

※都合により、こまやかな描写は割愛させていただきます。

「ふふふっ。やぁ、シュンサツくん。よく来たね」←何故か、一番衣服が乱れている陛下
「はっ、あ、いや」←何故か赤くなってあたふたなヤラレくん。
「お会いできてとても嬉しいが、残念なことに非常にタイミングが悪かった」←クスリと笑う陛下。
パチンと指を鳴すと、マダオとその息子がゆらりと立ち上がる。言わずもがな、こちらもひどい格好。
「あんたにはまったく恨みはねぇが……」←マダオ。
「こんな情けねぇ格好を見らちまったし……ねぇ」←息子
「ゆけ!!下僕×2。そやつを生きてこの城から出すでないぞ!!!!」
「イエス。マイ・ロード!」×2←こんな時ばっかり、息ぴったりな親子。





そすて、シュンサツ君のその後を知るモノは……たぶんいなかったのでありましたとさ。









―――――――――――――――

※本編との関連性はありません




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