別に、好きでもなければ嫌いでもない。

ただただ退屈だっただけ。
忘れてしまいたかっただけ。


なのに、余計に色濃く、鮮やかに甦る。



お願いだから、私に言って。背中を押して。
「何もかも全部、捨ててしまえ」ってそう言ってよ。



何をやっても満たされなくて、寂しくて…
表面上ばかり取り繕って
笑いたくもないときにも笑って
傷付いてるのに傷付いてないふりして…

これ以上、どう上手く歩いていけばいいかなんか…ちっともわからない。


もう、疲れた…。


大事にしていたものばかり、手から溢れ落ちていって…拾いにもいけなくって、ただそれを眺めてるだけ。


臆病で、弱虫でどうしようもない私が一番嫌い。



自分を大切にって?
嫌いなものを、どう大切にしろって言うの。

過去に向き合えって?
見たくもない、思い出したくもない過去にどう向き合えって言うの。




ここには、悲しいことが多すぎる。


ただ、私を見て名前を呼んで。
それだけでまた少しだけ歩いていける。