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正式に退職が決まりました






4月いっぱいでの退職が受理されました。



同じ部門に居た彼女が引っ越しを理由に退職してから…
あたしに「彼女のように仕事を」という重圧がずっと掛かっていました。



でもあたしは物覚えが悪いし
彼女は5年も働いて辞めた。



そんなベテランのように
あたしはなれなかった。


必死にやってきたけれど
なれなかった。



もう五月から働く場所も決まっているけれど…
何だか清々しい気持ちよりも
敗北感があります。




彼女のようになれなかった
あたしは負け犬のように感じる。




彼女が辞めてたかが半年でなれるものだろうか



自分の意思で辞めると決意しましたが
「なれなかったから辞める」という風に自分で感じます。




他人から見た"あたし"が本当の"あたし"じゃない。

 




今の職に就いて、当時を知る同じ職場の先輩や上司にはよく

「月ちゃんは本当に根性あるよね」って言われる。




あたしが入ったばっかりのときは
本当、いじめとかじゃないけど
すごいキツい人が多かったし
仕事を押し付けられて帰れない…ってことなんかザラにあった。



特に同い年の男の子からが
酷くて、しょっちゅう呼び出されて
色々いちゃもんつけられてた(笑)




辞めたいって
辛いって
あたしなんかした?って
毎日毎日仕事に行くのが嫌だったし
休憩のときはいつも外で泣いてた(笑)



皆が皆、そういう人じゃなかったってのが唯一の救いだったよ。



今まで、友人にだけは
恵まれて来たからそういう仕打ち?をされる理由とかよくわかんなかったっけ(笑)



でも、
「こいつらが辞めるまで
辞めてたまるもんか。」って

絶対にその人達がいなくなるまで辞めないって毎日思ってた(笑)



"なんで?"って思う?


理由なんて簡単だよー
「あいつ(あたし)は自分が辞めさせた(笑)」って
笑わせない為。



たったそれだけ(笑)


それで、あの当時散々やってくれた人達は皆辞めていった。



周りから見たら
それは"強さ"として映ったのか…


「今までもそれで辞めていく子は男女関係なくいたのに
月ちゃんは根性あるね!」って
残った優しい人達は言うけど…




根性なんかないのよ?
根性有ったら毎日毎日泣かなかった



何なら、暴言吐いて殴り飛ばすくらいしてたよ(笑)



そんな根性ないから、"辞めない"ことで闘った。


それしかなかったからね。



"なんであたしが辞めなきゃいけないの?これ以上、あいつらにでかい顔させてていいわけない"

って、毎日毎日自分に言い聞かせて
毎日必死で仕事覚えて何も文句言えないようになろうって
努力した。




他人に映る自分が"本当の自分"なんかじゃない。



あたしは強くない


でも、誰よりも強くありたい。


何にも屈したくない。


大切な人を守れる自分でありたい。

大好きでした。これからもずっと好きだと思うよ。






今日、仕事場に数年ぶりに
大好きだった人と再開しました。



私を見て、ちょっと驚いた顔をして
あの頃と、変わらない笑顔で
「久しぶり」って。




ああ…あたしはこの笑顔が大好きだったんだって
あの時は気付かなかった"好き"の理由に、やっと気付いたの



大人し目の彼だったけど
楽しい時は思いきり笑う、彼のその明るい笑顔に惹かれてた。



ちょっと言葉を交せるだけで
舞い上がるくらい、あの日々は幸せに溢れてた。




もっと笑って欲しいって
いつも馬鹿なこと言ってみたり
やってみたりして…
彼が「馬鹿だなぁ」ってあたしを見て笑ってくれるだけで満足だったっけな…



先生に「いい加減にしなさい」って言われても、彼が笑ってくれたらそれだけで良かったんだよねー。




友達みんなが、あたしが彼を好きなこと、知ってた。

毎日毎日、飽きもしないで彼のことばっかり話してた。



卒業して、会えなくなっても
朝に時々会うとその日一日が幸せだった



そんなある日…友達がメールで
あたしに彼と付き合ってるってことを告白した。


「月が、好きだって聞いてたから知ってた。
だけど私も好きで…諦められなかった。ごめんね」って…




ショック、だった。

言ってもらえなかったことが。


優しい彼女のことだから
きっと沢山悩んだんだと思う



あれだけ毎日毎日彼を好きだと語るあたしを、どんな思いで聞いていたのかと思うと…自分の鈍感さに嫌気がさした。


彼女は何度も何度も謝った。



泣きながら返したメール。
今でもはっきり覚えてる。


「あたしは付き合ってたわけでもないし、浮気されたとかでもないからさ!大丈夫だよ?
あたしには何も文句言う権利ないんだから、謝らなくていいんだよ」って。




彼には、ずっとずっと大好きなあの笑顔でいてほしかったから。



これをあいつが聞いたら
「何、物分かりいいフリしてんだよ」って笑うんだろうな…



彼とはまた違う、意地悪そうな笑みで、あたしをまた叱るんだろうな。





…優しい彼女は、ずっとずっとそのことを悔やんでた。

あたしを裏切ったってことを悔やんでた。




それがもっと悲しかった。


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