世界で一番、許せない人。
それは間違いなく私の両親。
特に母親。
今までの人生で、嫌いな人も許せない人も勿
論居るけれど…やっぱり一番は両親で母親。
近い存在だからこそ、許せないのだと思う。
姉と私の出生についてのことは先日、ひょんなことから母は私に話さなければならなくなり、初めてその口から聞いた。
私が「あんたが(親が)思っている程、子供は馬鹿でも単純でも純粋でもない。」と言えば
「あんたは(私)昔からそういう子だった」とだけ。
そして、「あんたが結婚する時にその話をするつもりだった」とも言っていたけど、きっとそれは嘘なんだと思う。
あの人は、臆病だから。
この間、喧嘩した時に「今まで迷惑ばかり掛けられてきた」と投げ掛ければ
「じゃああんたには、保険金くらい残してやらないとね」と言っていたけど…
それでも私の十数年間は戻ってこない。
喩え、一生で使いきれない程のお金があっても…何も知らなかった頃の私には戻れないし、犠牲にされてきた時間も、健康な体も、何一つ戻ってこない。
悲しくて、悔しくて、憎くて仕方無い…のり理由はそこなんだ。
だって、何一つ取り返せないから。
姉は失わずにすんだそれは、私は奪われたまま取り返せないから。
守られて守られて、そうやって生きた姉が持ってるものは、私にはもう無くて…それでいて戻ってこないから。
同年代の子達が、笑って過ごしたその日々がただ欲しいだけ。
ただの、21歳になりたいだけ。
毎日のように襲うこの身体的原因のない不調から解放されて、家に帰ればご飯があって、たまには友達と旅行に行ったりするような、そんな日々が欲しい。
ただの子供として、望まれる人間で居たかった。