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私の生まれた世界。





私が生まれた世界は家庭は

気付いたら二分化されていたように思う。



父親派と母親派。

どこかで派閥のようになっていた気がする。



幼かった私は、ただ父の方が私になんだって買い与えて、甘やかしてくれるから…という理由だけで懐いていたように思う



それに父は当時、国際的に不安だった為に、長期的に海外にいたから尚更滅多に会わない父に懐いていた…




私は小さい頃からリカちゃん人形よりも動物を象った小さなミニチュアで遊ぶのが大好きだった。


父は、ミニチュアハウスやスーパーマーケット、カフェなんかを沢山買ってくれた。あのかわいらしい動物の人形も沢山…



あの、シルバニアの人形は…ミニチュアハウスは…どこへいったのだろう


幼かった私の宝物だったあれは…どうなってしまっただろうか



あまり家にいなかった父。
姉を可愛がった母。





どちらかひとつの愛情。



私はいつだって、母に愛されたかったのかもしれない

どうか、忘れないで下さい。





初めて会った日から、あの人は
私を見てくれていたの…?




こんなに堕ちた私を?



ずっと、支えてくれていたのにね


どうして、見えない未来の別れに怯えて…彼の差し延べた手を、私は掴めなかったんだろう。




純粋に、私を愛してくれていたと…信じてもいいですか?


あの日、告げてくれた言葉を…今更だけど、信じていいですか?




もう二度と会えやしないけれど


臆病で、ごめんなさい。
信じてあげられなくて、ごめんなさい。






でも、怖かった…



どうしようもなく、誰かを愛おしく思うことも、
そんな大切な人をいつか失う日が来るんじゃないかと


怖かった。




愛してると
告げられたあの日に戻れたとしたら、私は今度こそあの人の手を取るだろうか…


愛を、信じられるだろうか…




愛なんて、と
自ら遠ざかる私が、これから先…誰かの手を取ることができるだろうか…


あの人が好きだと言ってくれた笑顔…

今も私はその笑顔でいられてる?
ちゃんと、笑えてる?



聞きたいことが、沢山ある
話したいことが、沢山ある




だけど、こんな私じゃ会えないから…


だけどどうか、忘れないで下さい。


あの日を。私を。





嘘に塗れた世界で、嘘に塗れた私。

会えるはずがない
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