ひとつどころか数えたらキリがない溜め息。
懸念事項があまりにありすぎて。
とりあえず、楽しんだ者勝ちの人生なのだから。楽しもうじゃねーの。
結局はそこに落ち着くのだが、やはり難しいな。とりあえず、とりあえず来週の店を予約検討しなければ。
お座敷でのんびり、という感じがいいなぁ。
『イケメン』と言われるのが何より嬉しい。
『可愛い』じゃない。『イケメン』。
勿論『可愛い』と言われるのも悪い気はしない。けれど、わたしが心底求めるものは、わたしを『イケメン』と認めてくれる賞賛の声だ。
行動だけなら幾らでもイケメンで居られる。実績もいくらかある。
しかし見た目が伴わない。
悲しきかな、わたしはどこからどう見ても女子なのだ。
ボーイッシュなハンサムウーマンなら、わたしのこの欲求が多少は満たされたかも知れない。しかしながらわたしはカッコいいタイプじゃないのだ。如何ともしがたいのだ。