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φ嘆きの雨


この胸の空虚さを誤魔化すように
何かを掻き抱くように
自分の肩を抱く

すがるような姿がひどく虚しい

だからと言って
この腕を精一杯広げても
広げた両手の中にあなたはいない

ぽっかり空いた心の闇
隙間から覗く暗い感情

猛然と降りしきる雨の中
魂を抜かれたみたいに呆然と立ち尽くす僕は
きっと
どうしようもないくらい滑稽だろう

だけどそんなこと関係ない

いくら嘆いても
叫んでも
もう二度と
あなたは還ってこないから




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