主人公・さゆきには、みゆきと言う姉と従兄弟が二人居る。
お互いの姉・兄、妹・弟同士で家が近かったせいか、小さな頃からタッグを組んでいた。
さゆきの憧れである真ちゃんは、中卒で友達とバンドを組み上京してしまった。
従兄弟や姉が小さな頃とは違った夢に向かって就職してしまう中、好きな事をしていつもキラキラ輝いて見えた真ちゃんの夢(音楽で食べていける様になる)を応援していくうちに、自分の夢も真ちゃんの成功になっていく。
※『リズム』の続編で、二年後の設定です。
『ゴールド・フィッシュ』
著者
森絵都
発行者 株式会社講談社
ISBN 978ー4062056687
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
主人公・小川志保の恋人・降一が、大学の友人・五十嵐さんと海に向かう途中、事故に遭って死んだ。
降ちゃんのお葬式で、志保は降ちゃんが家の父親的役割を担っていたと責めてしまう。そして二ヶ月後、五十嵐さんは降ちゃん家のお店の手伝いに来る様になる。
降ちゃんの弟以外が五十嵐さんにぎこちなく接する中で、弟の提案により五十嵐さんと三人で映画に行ってからと言うものの、段々と五十嵐さんとの距離が近付く…しかし、それは恋愛とはまた別の話で、降ちゃんの死が、二人を繋いでいるだけなのだ。
「冬の動物園」「野ばら」も短編で収録されています。
『君が降る日』
著者 島本理生
発行者 株式会社幻冬舎
ISBN 978ー4ー344ー01656ー9
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
主人公・野口は、父が誰だか分からない子供を身籠った過去がある。高校の同級生・キクちゃんにだけ、その事を話した彼女は、大学の友達が実家に帰省する間の数ヶ月だけ、その娘の部屋を借りる事にした。
実家を離れて過ごしていたところ、キクちゃんの粋な計らいでキクちゃん一家とキャンプに行く。
そして…。
『生まれる森』
著者 島本理生
発行者 株式会社講談社
ISBN 4ー06ー212206ー5
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
付き合っていた冠君は、霧雨みたいな人だった。いつ止むのか分からない霧雨の様な人。
冠君が十四歳の時、浮気を繰り返す母を父が刺して逃げた。ショックと後悔とで餌を貰っていない羊の様になってしまった母を世話してきた。それからと言うものの、冠君は温もりに触れたいと言う気持ちがすっぽりと抜けてしまって…。
短編で「植物達の呼吸」と「ヨル」も収録されています。
『シルエット』
著者 島本理生
発行者 株式会社講談社
ISBN 4ー06ー210904ー2
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『海の底』『空の中』の登場人物のその後の話が三作と、その為短編集です。
まずはそちらからどうぞ!
(私は有川浩さんの作品で、『海の底』が一番好きです)
『クジラの彼』
著者
有川浩
発行者 株式会社角川書店
ISBN 978ー4ー04ー873743ー2
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