原作と映像化は別物!
がワタシの基本的考え方だ。
しかし、この原作は月刊誌でちょびちょびずっと読んでたので自分なりのイメージが出来上がってしまってた
加えて配役に不満があったから、
「映画は二次創作、映画は二次創作」と自分に暗示をかけながら見に行った
「なら観るなよ」と言われそうだが、それならどう加工しているか?原作の持つ独特な空気感や間やユーモアシーンがどうなってるか気になって
原作者の西氏は豊川悦司の海江田役はグーならしいが、ワタシにゃ見た目(トヨエツはリアル52歳)枯れ不足老け不足だし(恋する中高年だから枯れちゃいないか
)、榮倉奈々のつぐみ役は若すぎるだろうと思った。
観ての感想は、
豊川悦司の海江田はちょっと脂ギッシュかな。
はんなりとしたソフトな関西弁は(語尾などツッコミ所はあるが)そこそこ耳に心地いい。メガネ効果でそこそこ海江田だったかなぁ。
メガネ外したらトヨエツなんだけど
メガネマジック!!
(ちなみに老眼鏡
)
榮倉奈々のつぐみは、序盤の喪女スタイルからどんどん綺麗になっていくが、やっぱり不倫に疲れた30代女性には見えへんなぁ
若すぎる
海江田の年齢はパンフでも示されてるが、つぐみは示されてない。
映画版は年齢設定若くしたのかもしれないなぁ。
でもやっぱり大人の恋というよりは、中高年と小娘の恋に見えてしまう
豊川悦司と榮倉奈々の実年齢考えたら、親子やってもおかしくはないからなぁ。
その辺りの印象を切り離して観たら、まあまあだったかなぁ。
まことがやって来た時の海江田の厳しい態度、その理由をどこで説明するのかと心配したけど、ほぼ原作通りないい形で説明されたし。
まこととの3人暮らしをもうちょっと見たかったかなぁ。
まことが母親恋しさに家出したとき、見つけた時の海江田にぐっときたぁ
だからね、もうちょっと3人暮らしさせてあげたかった。
海江田は多分つぐみに一目で恋をした。
と同時に理由は知らずともつぐみが傷ついた女性であることも察知したから「難しい子や」といいながら、ゆっくりとけど強引に静かにアプローチしていった。
だけど海江田だって恋する男だからね。元カレが元サヤ求めてやってきたら嫉妬に狂うわ
競艇場でショボクレる海江田に哀愁
最後、嵐の中をびしょ濡れになりながら、つぐみを助けに現れるシーンはカッコよくて感動
だが、海江田は拗ねて家出していたのだから、帰る途中に嵐でコケるとか嵐に翻弄されるシーンがほしかったなぁ。
そうしてようようつぐみのもとへたどり着くような。
舞台となった田舎の風景が、田舎育ちのワタシには納得の田舎具合
田舎らしい大きな屋敷に玄関のたたき、離れや納屋。
昭和チックな台所に屋敷の主の柱時計。
広いお座敷に縁側。
田舎でもこーゆーお家、だいぶ減ったけどね。
京都の風景はテンプレ過ぎて笑えた