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無題


マッサージに愛情をもてるか
仕事を愛せるか

今自分の心を燃やしているか

そんな話を情熱的に
語る人がいた



好きなことを仕事にする人は
この世に一握りだと
どこかで聞いた台詞を
先輩がその人に言った


じゃあ嫌いなことを我慢して
仕事をしている人は
いったいどれくらいいるのか


仕事は私にとって
何かを手に入れる為にする
我慢のようなもの

お金を手に入れる手段
ただそれだけだ

楽しさなんて求めちゃいない


できれば客がこずに
時給が手に入ればいい



そう思ってるとは知らずに...


みんなの顔を冷めた目で見てた



貴方はなんでこの仕事を
選んだんですか?

と情熱家の人が私にいった。



私は静かにいった。


私はマッサージが嫌い。
できれば今すぐ辞めてやりたい。
どこの誰だかわからない人間の
肩を揉むことに虚しさすら感じる。

うんざりしてる。

でも私はこの仕事以外
満足にできることがないんだ。
出来損ないの人間だ。
特技もない。

だからここにいるしかない。




その場が静まり返り
私の氷のような姿をみて
みなが唾を飲み込む。


みながみな
好きでここにいる

そんなわけがないだろ。


綺麗に作った仮面ほど
壊したくなる物はないよね。


これが私の本性だから。

無題

扉に鍵をかけても
まだ不安でたまらない



外からはあかなくとも
中からは簡単に開く


自分だけの物だと
思えば思うほど
離れていくのが怖い



鍵をかけても
開いてしまう扉の夢は
多分そのせい


玄関の鍵が気になるのは
多分そのせい



いつかまた離れていくかもと
少し思っている自分が嫌だ

信じていないわけじゃないのに


また自分をせめる




たまらなく好きだ
愛してる



あの傷ですらも
愛おしい
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