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Coffee



君が選んだお揃いのマグカップ

楽しそうに運んでくれる


いつの間にか任せきりになった



僕好みの味、分かってるよね?





濃いめのコーヒーに砂糖をひとさじ

そこにたっぷりのミルク


黒と白がゆっくりと溶け合って

優しい色に変わる




微笑みカップを差し出す君


そっと君の手ごと掌で包む

少し驚いて それから照れたように笑う


伝わるのは カップの温度と君の体温


それはとても温かくて

ずっとこのままでいたいと思った





二人 寄り添ってコーヒーを飲む
それだけで穏やかな気持ちになる

隣で熱いコーヒーを
冷まそうと息を吹く君

まるで子供のようで
とても可愛くて
とても愛しく思えた

頭を撫でると 不思議そうに見上げる
そんな君をじっと見つめて
静かにくちづける

君は頬を染めながら
僕に体重を預ける




君とこうしていると

沈んだ気持ちも温かくなる

迷った気持ちも温かくなる



どんなに辛いことがあっても

どんなに苦い思いをしても

心のさじ加減あわせて

優しく 甘く変えて

全て包み込んでくれる





僕と 君と コーヒーと

静かに時が流れる休日


日常を忘れて 君とゆっくりできる

羽根を伸ばせるそんなヒトトキ



特別な会話なんてないけど

自然と笑いあえる そんなヒトトキ


僕の大好きな時間



溶かした砂糖よりも甘くて
コーヒーよりも温かい

一人きりじゃ味わえない
 

そんな特別な時間



愛しい人と 一杯のコーヒー


二人で過ごすやすらぎの時間ーー
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