変な夢を見ました。
気付いたら、古い屋敷にいました。


私は、(あぁ…夢か…)と思い、屋敷を散策。


屋敷にはほとんど家具がなく、あったのは小さなコタツ、あと小さなタンスが一つ。


そして、視界に入る…白い腕…。


その白い手は、指を動かし、私の方へ這いずって来ました。


直感で、(あの手に触れられたら、ヤバイ!!死ぬかもしれない!!)と思った私は逃げ出しました。


すると老婆の声が聞こえました。

『あの手は叔父(父の兄)だ』と。



確かに、叔父は、若くして、しかも結婚式の前日にバイクで事故をおこし、無念の死を遂げています…。



しかし供養はきちんとしていますし、穏やかな方だったと父から聞いていますから、叔父ではないと感じました。






私が逃げ回り、なかなか捕まらないため、イライラしたのか、その白い手から声がしました。


『お前の代わりに、お前の母親と妹を連れて逝くぞ!』


私の大切なもの…違う言い方をすると、私の弱点である家族…それに手を出そうと言うのです。


私は、


「そんな事をしてみろ、お前の伝えたい事も私は耳をふさぐ!供養もしない!線香一本もあげないからな!」


と叫びました。


すると白い手は、指をくねくね動かし、追って来るのをやめました。







そこで目が覚めました。



あの白い手…叔父ではないとすると…誰だ…。

最近そういう場所にも行ってませんし…。