好きだよと貴方は言う
私はただ笑う
別の人には好きと言う
好きだよと返されて安心する
居場所を探して、作ろうとして
繕って、
誰の腕に抱かれても、愛の言葉をもらっても
寂しくてたまらない
怖くてたまらない
愛される為に、好きだよって言ってもらう為に、
可愛くするよ、君が好きそうな女の子になるよ
ほとんど嘘だけど
誰も好きになれない
誰も愛せない
信じられない
なのに、どうして
誰かに愛を囁いてもらえないと苦しいんだろう
私を好きになって、愛して欲しい
だけど、私は誰も愛せない
嘘で塗り固めてきた罰でしょうか
居場所はどこにもないのでしょうか
雪の降る夜を思い出して
貴方に会って話したいと思う
この生命を捧げたら、貴方に会えるのかな
そんな世界はやっぱりないのかな
1番愛してくれる人の所で
嘘をつき続けたら
いつか嘘が本当になる時が、くるのかな
そんな都合良く、ならないか