2015-8-30 15:53
☆いつもの喫茶店
珈琲が美味しいお気に入りの小さな古い喫茶店店を経営してるのは眼鏡と唇が魅惑的で可愛い人。
年齢よりだいぶ若く見えるお婆ちゃんである。
そんな素敵な人が笑顔で迎えてくれる小さな空間が好きだ。
喫茶店内に入ると入り口のベルが小さくリンっと鳴る。
そんな些細な事で現実から少し離れたような気がしてホッと息ができるのである。
いつもの珈琲を頼みいつもの甘いようで甘くない甘味(ショートケーキ)をオーダー。
静かなジャズとほんのり薄暗い証明でいつもの席に落ち着いていた。
不思議とこの店に来る客は皆、静かに各々の時間を過ごすので満員の時でも騒がしくは感じない。
テーブルにやってきた真っ黒なブレンドをスプーンでくるくると揺らしながら途中でミルクを淹れるのが好きだ。
ぐるぐると廻るミルクが溶け込む前に熱々を一口。。。
火 傷 し た 。
だがしかしそれでもこの店の珈琲が今この瞬間この時、
世界で一番ウマイと感じてしまうのであった。
そんなひととき
そんな心安らぐような空間
今日も私はこの店の不思議な住人と化していた
そして休憩の時間があっという間に過ぎているという事も忘れて口の中に甘さという幸せを頬張る紅であった。