配達が終わって営業所へ帰ろうとしていた時、道路に茶色い、明らかにすずめらしいものがいました
通りすぎる時に見たら、潰れていたりはせず、まだ動いているんです
なので蓮雪は、近くに自転車を止め、怪しいひとになるのは承知の上で、すずめの許まで行きました
すずめは多分成鳥で、翼を半開きにしたまま、俯せになっていました
息が苦しそうにはあはあしており(速くはない)、目も瞑ったまま
怪我をしていると云うより、具合が悪くて飛べない(落ちた)ようでした
野鳥は、自然の摂理故、助ければいい訳ではないと理解しています
ですが、明らかに車の車輪が通りそうな位置に蹲っています
病気だとしたら、長くはないかもしれません
でも、流石に轢かれるのは忍びない…
蓮雪は、道端に移動させてあげることにしました
持ち上げると、力があまり入っていないようで、くったりしていました
人間にさわられてもそのままで、目を少し開けたかな?と云う程度
ポストがあって少し高くなっている場所があったので、そこの塀際に寝かせてあげました
が、すぐに、『もしかすると俯せの方が楽だったのかも…』と思い直し、塀に寄りかからせる態勢に変更
直射日光のあたっている場所からも避難できたので、少しは楽にならないかな…(本日のとーきょーはちょっと暑いです)
多分、そのまま亡くなってしまうと思いますが、轢かれちゃうのは忍びない…と云う、蓮雪の自己満足につき合わせてしまったすずめちゃん
本当は、日光のあたっている場所の方がよかったのかなー(^_^;)
だとしたら申し訳ないのですが、蓮雪は、遺体が大勢に曝されるのは厭なので、日陰でひっそり亡くなって下さい
今日も同じ道を通ったので、昨日の場所を確認してみましたが、倖いと云うべきか、亡骸はありませんでした
すずめちゃんの結末がどちらであったにせよ、仲間が連れて行ったと思いたいです(昨日、近くで何羽かがちゅんちゅんしていたので)
読んでいて涙が出そうになりました
素敵なご意見、ありがとうございます
弱っている命に手をさしのべてしまう気持ちもまた、自然の摂理のうちではないでしょうか。
そしてその雀さんはきっと、最期にヒトの手のあたたかさを知ることが出来る、と決まっていたのでしょう。
縁あって出逢ったのです、自己満足なんかじゃないですよ。
私も同じことをします。