みんな、世間の人は、ハンカチにアイロンしてるのかしら。
女性ならハンカチ持ってますよね。
わたしは、帰宅するとハンカチを手洗いして、ほしときます。
きれいにほすと、アイロンはいらなくて、きれいに乾くんです。
ついでにくつしたも脱いで、手洗いします。
置いとくのがいやなんです。
ハンカチはきれいに持ちたいですよね。
でもアイロンをいちいちハンカチに、は面倒で。
母が元気だった頃、
わたしもうんと若くて、母も今のわたしより若かったころ、
母はハンカチを他の洗濯物と一緒に洗い、
脱水をし、
しわになったまんまのハンカチを持ってました。
気にしなかったんでしょう。
あのころ、なぜあんなにしわの入ったハンカチを平気で使うんだろうと思ってた。
脱水なんかしたらだめです。
手洗いのできるスカーフも同様です。
昔から、犬がうちにいた。
最後の愛犬を見送ってから、もう何年過ぎたのか、
十年近くになることを思うと、速すぎる時の流れにびっくりします。
母が逝って、その愛犬とふたりだけで暮らし、
その子の命が尽きた時は、本当に精神的にこたえた。
母が死んだより、何倍も辛く、やりきれなかった。
母は、認知症にもなっていて、
とても大変な人になってたため、
思い出しても身震いがするほどに大変だったので、
なくなってくれて、少しホッとしたのも事実で、
誰もわたしを、冷たい娘だと責める権利なんかない。
誰にもわからないことです。
それに対して、愛犬の死は、ただただ、悲しくて、
でも最後をちゃんと送ってやるのは、迎え入れたからには、
それは責任です。
小さな子犬だった。
彼らの寿命はヒトより、ずっと短い。
それを最後に、
もうなにもいない。
命あるものは、もう終わりにしてるし、
わたし自身の健康面にあまり自信がないし、
もう世話ができないのです。
まだ、高齢でもないけど、
若くもないし、
もう、お金もないし、
動物病院の高い費用は払えない。
犬、猫がどれだけ可愛いか、よく知っているけれど、
もう迎え入れることはできない。
実際にわたしは、先月、三週間も入院をした。
そうなった時に、預けるところもないし、
ペットホテルはどんだけ高くつくか、
自分の医療費で精いっぱいです。
でも、時々、
すごく抱っこしたくなる。
なでなでしたくなる。
彼らは言葉は話せないけど、
とてもかしこいので、
飼い主の顔色をすごく見ている
愛情をちゃんとわかるし、
大切に可愛がると、
ちゃんと気持ちを返してくれるんです。
よくなんでもわかっている。
どんなに欲しくなっても、もう、命あるものは、
迎えない。
犬、猫よりも楽なハムスターならどうだろうかと考えた。
それでも、迎えない。
小さな命を、幸せに全うさせてやらないと、
もうわたしは、自分で精いっぱいです。