水曜2限は、教職の授業で、中学の社会科の指導法なんですが、その先生はやる気があるのですが、いろいろきっちりしていて厳しい先生なんです。
やる気があるからこそか、変わった授業をするんです。
先々週は、日本にも虫を食べる文化がある、という内容の話をしたあとに、なんと
では実際に食べてみましょう、と言って、本当に虫を持ってきて、学生に食べさせたんですね。
強制じゃなかったんで、私は遠慮しましたけど……。
そんな先生の授業。
今週は、景観というのはイメージによって変わるという内容のもので、
写っているものからして、沖縄だろうと予想できる写真を見せられたのですが
実はそれは鹿児島のある離島でした。
そのあと、今度は映像を見てみよう、ということで流されたのが、その…先生の家族旅行で撮ったホームビデオでして(笑)
まずそこにびっくりですよね。笑
そして、その離島の経済、観光事情などを話したあと、実はその離島では戦争で大きな被害があったらしく(ちょっと曖昧)、写真のスライドショーを流しながら、ある曲を流したんです。
結局、初めて写真を見たとき、ビデオを見たとき、曲を聞いたときでどのようにその島の見方が変わったか?って話なんですけど。
最後に流れた曲が、題名はわかんないんですけど、たぶん森山良子さん?の「ざわわ〜」ってやつなんです。
その曲は、昔さんまさんがやってた戦争のドラマで流れていたので聞いたことがあったのですが(まあよくネタにもなるし)、
沖縄ではないけれど、沖縄によく似たその島の写真を見ながら、その曲を聞くと、なんだかすごく……やるせなくなりました。
戦争の曲だということは知っていましたが、いままでは曲の中身までちゃんと見てませんでした。
特に私は内陸県育ちで、海もサトウキビも身近なものではありませんでした。
でも、綺麗な浜辺、綺麗な海、海岸線、サトウキビ畑に囲まれた道、青い空の下の小屋、海で無邪気に遊ぶこども達。
のどかな風景を見ながら、戦争の悲しい歌を聞いて、いろんな想像をしてしまった。
いままでよくはわからなかったけど、「海の向こうから戦がやってきた」とか、本当にその通りの感覚だったんだろうな、地元の人にとっては。
と思うと、悲しくなりました。
あの歌は、とても素晴らしいけど、とても悲しい歌なんだな、とか。
戦争、沖縄、いろんなことについて考えて、泣きそうになりました。
そして、最後に先生は、奇しくも今日、6/23は沖縄で戦争が終わった日で、沖縄では式典が開かれると言っていました。
私は正直先生のことが好きではなかったけど、
ああ、うまいなあ、と思いました。
知識だけではどうにもならないこともあるが、知識って、大切だよね。
知らないのは、怖いこと。
でも、すごく残念なのが、
友達はずっと寝てたとか、あっけらかんと言ってみたり、ネタとしてしか見てなかったりとかしていたことですね……。
いまの大学って、例え教職の授業であろうとも、真面目に受けてる人って少ないだろうなあ。
普通の授業なんて本人一人のことだからいいけど、教職の授業不真面目ってどうなのかな?
教師にならないんならいいけど、なりたい人なら尚更…………。
ま、私はなりませんがね!笑
そしてたいてい詰まらん授業は真面目に受けてない。
偉そうなこと言ったけど私こそがチャランポラン!\(^O^)/