※ポケモンXYの大幅なネタバレを含みます。
ポケモンのストーリーはチュートリアルで、対戦がメインという人は少なくないが、ストーリーも楽しんでいる人だってたくさんいる。
ストーリーがいらないとしたら悪の組織の魅力なんか語る必要もないんだが、私はストーリー大好き派だから語る。
歴代悪の組織のボス及び重要な幹部を比べてと思う。
切り札は最新作準拠。
○ロケット団
・サカキ
使用タイプ:地面
切り札:ドサイドン
言うまでもなくロケット団のボス。ストーリー上では八人目のジムリーダーとして戦う。
基本的に悪の組織の構成員は、ジムバッジやリーグから逸れたところで戦うことを考えると、ジムリーダーがボスだったという初代の演出は良かったんだと思う。
・アポロ
使用タイプ:不定
切り札:ヘルガー
金銀にてロケット団残党のトップを務める。そんな重要ポジションなのに、名前はリメイクのHGSSで判明するまで名無しの幹部でしかなかった。
ラジオ塔を乗っ取ったのはいいが、ひたすら影が薄い。敬語キャラというキャラ付けはされている、一応。
○マグマ団
・マツブサ
使用タイプ:不定
切り札:バクーダ
陸地を増やしたい人。
せめて使用タイプを地面にしてあげたいが、バラバラ。
○アクア団
・アオギリ
使用タイプ:不定
切り札:サメハダー
海を増やしたい人。
実はマグマ団登場BGMとアクア団登場BGMは微妙に違う。
○ギンガ団
・アカギ
使用タイプ:悪
切り札:マニューラ
新世界の神を目指した人。話があまりにも巨大すぎて他の組織が霞む。
プラチナではディアルガ・パルキアに加えてUMAの三匹も捕まえていることを考えると、地味にすごいことやってるんだろうな、と思う。
○プラズマ団
・ゲーチス
使用タイプ:不定
切り札:サザンドラ
悪の組織のボスであると同時に、BWのストーリー上のラスボスを務めたとんでもない人。今までのポケモンとはかなり異色なストーリー構成になったため物議を醸したが、否定派は最初の頃にいただけで歓迎派の声が多いように思う。
序盤から暗躍していた悪の組織ボスが、ストーリー途上で倒されてしまうせいで、チャンピオン戦が燃えないという意見をゲーフリが取り入れたのかもしれない。
そして強さは歴代最強、ラスボスとしてもシロナと並ぶ最強格。BW2では多少弱体化したものの、強さは充分。
・N
使用タイプ:不定
切り札:ゼクロムorレシラム
ポケモンの子。ゲーチスに虐待されて頭おかしくなった上に化け物呼ばわりされているという、とても子供向けストーリーとは思えないNの設定。なお、腐女子からは大人気のもよう。
伝説のポケモン同士でぶつかり合うストーリーは非常に良かったと思う。目頭があつくなるくらい燃えた。
・アクロマ
使用タイプ:鋼
切り札:ギギギアル
BW2におけるプラズマ団の表向きのボス。善人でも悪人でもなく、ポケモンの力を引き出すためならプラズマ団だろうとなんだろうとかまわないという危険な考えを持った科学者。
とりあえず、強い。エンディング後に関してはメタグロスやウォッシュロトムが入って手がつけられない。ギギギアルが風船持ちなのも地味にウザい。
○フレア団
・フラダリ
使用タイプ:不定
切り札:ギャラドス
歴代で最も危険な組織。単なるマフィアのロケット団は別として、今までの悪の組織は建前としてはポケモンの保護や新エネルギー開発などをうたっていたのに対し、フレア団は最初から世界を滅ぼすことだけを目的に動く。
フラダリ自身は葛藤の中に生きており、根っからの悪人ではないものの、それゆえに狂っているとも言える。
ってか炎タイプ使えよ、と思った人は多いと思う。申し訳程度のカエンジシ。
・パキラ
使用タイプ:炎
切り札:ファイアロー
明言はされないが、フレア団のNo.2ではないかと思われる。四天王としてカロスリーグに潜入していた。つまり、カロスリーグはフレア団に監視されていたことになる。
突然ぶちギレたりアナウンサー口調に戻ったりと、かなり情緒不安定。フラダリが消えたせいかもしれない。
・エスプリ
使用タイプ:不定
切り札:カラマネロ
正体はフレア団残党のクセロシキに操られる少女マチエール。
ストーリークリア後の追加ストーリーで最後に戦うことになる。今作の裏ボスと言えるかもしれない。
追加ストーリーが本編より泣ける。
組織の性質としては、
ロケット団=マフィア
マグマ団=環境保護団体
アクア団=環境保護団体
ギンガ団=宗教団体
プラズマ団=動物愛護団体
フレア団=純粋にとんでもない連中