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2024年3月28日 18時02分 ロシア
ロシアのプーチン大統領はオランダなどがウクライナヘの供与を決めているF16戦闘機について「核兵器の搭載が可能なことを考慮する必要がある」としたうえで、出撃基地は、ウクライナ以外の第三国であっても攻撃の対象になるとけん制しました。
ウクライナが欧米諸国に提供を求めているF16戦闘機をめぐっては、これまでにオランダやデンマークなどが供与を決め、ウクライナ軍のパイロットなどへの訓練も始まっています。
ウクライナのクレバ外相は、予定どおりにいけばこの夏までにF16が引き渡される計画だとしています。
ロシアのプーチン大統領は27日、ロシア空軍のパイロットを前にF16が出撃する基地について「第三国であったとしても正当な攻撃対象となる。F16は核兵器の搭載が可能なことを考慮する必要がある」と述べ、けん制しました。
そして「仮に配備されたとしても、戦況を変えるものにはならない。敵の戦車や装甲車を破壊してきたように、戦闘機も撃墜する」と述べました。
ただ、プーチン大統領は、アメリカの国防予算がロシアの10倍以上に上っていると指摘し「NATO=北大西洋条約機構と戦うのは、ばかげた考えだ」とも述べ、NATOと直接戦火を交える考えはないと強調しました。