続・徒然なるままに
韓国軍は前日に部品引き揚げ訓練、米軍と入念に準備…エンジン回収目指し捜索続行へ : 読売新聞
2023/06/01 07:09
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韓国軍は前日に部品引き揚げ訓練、米軍と入念に準備…エンジン回収目指し捜索続行へ : 読売新聞

https://www.yomiuri.co.jp/world/20230531-OYT1T50271/


2023/05/31

【ソウル=上杉洋司】北朝鮮が31日に発射した「軍事偵察衛星」と称する 飛翔ひしょう 体に対し、韓国政府は警戒感を強めている。北朝鮮が軍事偵察の重要対象としているのは韓国軍と米軍とみられるためだ。発射前から警戒態勢を敷いていた韓国軍は黄海で落下した飛翔体の一部を回収し、分析を進めている。

韓国軍が回収し、分析を進める北朝鮮の飛翔体の一部とみられる物体(31日)=韓国軍提供


韓国軍は、発射後すぐに朝鮮半島西方の黄海に部隊を派遣し、飛翔体の一部とみられる物体を水深約70メートルの海中で発見、即日回収に成功した。

北朝鮮が2016年2月に衛星「光明星4号」と称するミサイルを発射した際には、韓国軍が黄海で部品を回収するまで約10日間を要した。今回は発射前から、部品落下の可能性を考慮し、前日の30日には 慶尚南道キョンサンナムド ・ 昌原チャンウォン の海軍基地で米軍と合同で引き揚げ訓練も行うなど入念な準備を進めていた。





引き揚げられたのは、中が空洞になった円筒形の部品で、韓国メディアによると、衛星を運搬するロケットの1段目と2段目の連結部分か燃料タンクの可能性があるという。韓国軍は近くにエンジンも沈んでいる可能性があるとみて、今後も捜索を続ける方針だ。

北朝鮮の軍事偵察衛星の最重要標的は、韓国内の軍事情報だとされる。北朝鮮は昨年12月中旬、軍事偵察衛星の実験と称して弾道ミサイルを発射した翌日、ソウルの韓国大統領府や、 仁川インチョンの港湾部を上空から撮影した写真を公表した。

北朝鮮の偵察能力が向上すれば、韓国を標的とする短距離弾道ミサイルなどの脅威は一層高まる。韓国軍は回収した部品を解析し、「新型」と称するエンジンなど、北朝鮮の衛星の技術水準の分析を進める。

韓国の 尹錫悦ユンソンニョル 政権は、対北融和を掲げた左派の 文在寅ムンジェイン 前政権の路線を大きく転換し、日米韓3か国の連携を強化して北朝鮮に厳しい姿勢を鮮明にしている。韓国大統領府は31日、 趙太庸チョテヨン 国家安保室長主宰の国家安全保障会議(NSC)を開催し、「朝鮮半島と国際社会の平和と安全を脅かす深刻な挑発だ」と強く批判した。

一方で、韓国では住民に避難を呼びかける警戒警報を巡って混乱もみられた。聯合ニュースによると、ソウル市は31日午前6時41分、市民を対象に警報を出したが、約20分後、韓国政府がソウル市の警報は「誤報」だと訂正する騒ぎがあった。








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